サイトのアドレスになるドメイン名。覚えやすくて、なるべく短いドメインが良いとかよく聞きますよね。
SEO対策に知っておきたいのは、ドメインの種類。
.comなどのgTLDs、.co.jpなどの国別ドメインccTLDS、そして.eduなどのスポンサー・専門的なsTLDsというドメインの種類があります。
どの国をターゲットにSEO対策するかによって、効果的なドメインの選び方が変わってきます。
日本の検索エンジンをターゲットにしている場合、gTLDS、sTLDS、そして .jpがついた日本のccTLDSが効果的です。
今回はドメインの種類とSEOに最も効果的なドメインの選び方をご紹介します。
ドメインの種類
gTLDS
gTLDSとはGeneric Top Level Domainの略で、直訳すると一般的なトップレベルドメインと訳します。基本的には例としては「.com」「.net」「.org」「.biz」などのドメインの事を言います。2019年12月現在で1,000種類以上のgTLDSが存在します。
ccTLDS
ccTLDSとはCountry Code Top Level Domainの略で、国別のドメインアドレスの事です。例としては以下のドメインがあります。
「.jp」「.co.jp」ー 日本
「.cn」- 中国
「.sg」ー シンガポール
「.co.uk」- イギリス
「.com.au」- オーストラリア
「.my」- マレーシア
sTLDs
sTLDSはSponsored Top Level Domain、スポンサー付きトップレベルドメインです。これらのドメインは代表するスポンサーを持つドメイン。一般の企業や個人が登録できるものではなく、各ドメインごとにある条件や、特定の業種でないと登録できません。例えば「.post」は郵便局だけに使用が許されているドメインです(登録するときに審査があります)。他の例として以下のsTLDSがあります。
「.museum」ー 博物館
「.edu」- 教育機関
「.aero」ー 航空輸送企業
ドメインの選び方
1.どの国のサーチエンジンを狙うかによって選ぼう
例えば日本のグーグルでシンガポールのドメイン「.sg」 を使ったサイトでランキング上位を狙うのはほぼ無理でしょう。
日本のサーチエンジンでランキング上位を目指すなら日本のドメイン「.co.jp」か「.jp」、またはgTLDS、例えば「.com」か「.net」などが良いです。
2.できればターゲットキーワードが入っているドメインを選ぼう
狙っているキーワードが「オレンジのカバン」だとします。この場合「オレンジ」は形容詞、カバンが名詞です。
できれば両方の単語を入れて「orangekaban.com」や「orangebag.com」を登録したいところですが、誰かに取られている確率はかなり高いです。こういう時は名詞をドメインに入れたほうが効果的です。
普通に考えても「オレンジ」という単語がでてきたらフルーツ、またはオレンジ色の何かをイメージすると思います。
でも「カバン」、もしくは「バッグ」と聞くとハンドバッグやバックパックなどを想像すると思います。
どちらがオレンジの鞄との関係性が高いと思いますか?
多分ほとんどの人が「カバン」、もしくは「バッグ」と言うでしょう。
3.なるべく短くて覚えやすいドメイン名を選ぼう?
これはSEOの世界では誰もハッキリとした答えがないのですが、ドメイン名の長さはランキングにはあまり影響がないと言われています。
短いドメインだとユーザーに覚えてもらう確率が高くなり、直接アドレスを探してサイトに来る人が多くなり、それが検索上位の評価に繋がるとも言われています。
あまり長さにとらわれず、ドメインに企業名やターゲットキーワードが入っていれば良いと思う程度で良いと思います。
ドメインを選ぶ時の注意点
キーワードの入れすぎ、キーワード・スタッフィングには気を付けて
先ほどドメインにキーワードが入っているとSEOに良いと紹介しましたが、キーワードがありすぎるドメイン名は検索エンジンにペナルティを受けます。キーワードをドメインに入れすぎる事をドメイン・キーワードスタッフィングと言います。(Stuffingとは何かに詰め込むという意味です)。
例えば東京のリフォーム会社の一番の売りが「東京で一番安い」事なので「TokyoCheapestRenovationCompany.jp」というドメインを登録するとします。
このドメインは「Tokyo(東京)」「Cheapest(一番安い)」「Renovation(リフォーム)」「Company(会社)」と4つの単語が入っているのですが、検索エンジンはこのドメインをとても不自然なドメイン名だと見なし、上位にランクするのは難しいでしょう。
何が不自然なドメインか決まったルールはないのですが、上記のドメインはどのユーザーが見ても不自然だなと思うと思います。なので自分で見て、このドメイン名は長すぎる、またはちょっと変だと思ったら登録せず、違うドメインを考えたほうが良いです。
よくある質問1:日本語ドメインは?
2001年から日本語をドメイン名に使うことができるようになりました。これは「東京.jp」とか「通信はんばい.com」など漢字や平仮名
よくある質問2:中古ドメインって何?
中古ドメインは中級者・上級者向けの情報になってしまうのですが、まず初めてサイトを立ち上げる人や、SEOの事をまだあまり知らない人は中古ドメインは止めておいたほうが良いです。
中古ドメインとは名前の通り、誰かが過去に利用していたドメインの事を言います。ランキング要因としてドメインの経過年数が長いほど、検索エンジンの評価が高くなり、上位にランキングしやすいので中古ドメインにはメリットがあります。
ただ中古ドメインにはリスクがあり、検索エンジンにペナルティを受けたドメインが販売されている事もあります。ドメインペナルティに関してはまた別の記事で紹介しますが、簡単に言うと「このドメインは悪いドメイン」と検索エンジンに登録されているドメインの事を言います。このようなドメインを知らずに購入してしまうと、どんなにサイトをSEO最適化してもランキングが上がりません。
中古ドメインを購入するならアクセス中古ドメインをおススメします。販売しているドメインの価格、ドメインオーソリティー(DA)、経過年月などリストで表示されていて、かなり見やすいです。