SEOのセールスピッチに行って必ず聞かれる質問。
「SEOの効果が出始めるのはいつからですか?」
SEOを知っている方はご存じだと思いますが、SEOは長期的マーケティング戦略なので、この質問をその場で答えるのは結構勇気がいります。
適当な答えを言って、クライアントに間違った期待を与えると後で痛い目にあいますし。
自分の周りでは、この質問に「2-3か月」、「4-6か月」と答える人が多いのですが、実際のところ、ランキングに影響する要素がありすぎてその場で答えるのはNGだと思います。
SEO対策のスピードに影響する要素は以下のポイントです。
ドメイン年齢
ドメイン年齢(ドメインエイジ)によってSEOの効果が出始める期間も変わります。
新しいドメインは最初の3か月ほどは動きがないと言っても過言ではありません。
検索エンジンは新しいサイトに関してデータがないので、データを集めるまでランキングが上がることはありません。
古いドメインは年齢によっては少しSEO対策をするだけで2週間ほどで効果が表れる時もあります。
中古ドメインの場合は年齢が良くても、過去にドメインがどのようなサイトに使われていたかによってランキングが上がるスピードに影響します。
サイト設計
サイト設計が悪いと、どんなに良いSEO対策をしてもランクが伸びません。
サイトを直す事だけで2-3か月掛かってしまう場合もあります。
サイトのページ数、コンテンツの量、表示スピード、内部リンク、URLなどは特にSEOに影響するので、これはまず最初に見ておきたいものです。
被リンクプロフィール
SEOで被リンクの重要性は何度も他の記事で言っていると思いますが、被リンクの数、質によってランキングが上がるスピードが変わります。
SEOを始める前に被リンクが0だったとしたら、一か月で被リンクの数を500に増やすのは検索エンジンにとって不自然な動きだと思われてしまいます。
被リンクの作り方として毎月徐々に数を増やすほうがSEOに効果があります。例えば最初の月は10リンク、そして次の月は30リンクなど、なるべく自然に見えるように被リンクを増やして行くのがお薦めです。
逆に被リンクが10,000あるサイトでランクがあまり良くないサイトは、サイトの設計、または被リンクの質が悪いのが主な原因です。
被リンクの質はAhrefなどのバックリンクチェッカーで調べる事が可能です。
被リンクの質が悪い場合は、グーグルのサーチコンソールで被リンクをDisavow(否認ツール)することをお薦めします。
同じキーワードを狙っている他社サイト
SEOはレースみたいなもので、他のサイトが長年SEO対策をしている場合、そのサイトを追い抜くには時間が掛かります。
最初の一か月で100位から30位までランクを70上げて喜んでいるクライアントを見ますが、本当の所、20位、または30位から本格的なSEOレースが始まります。
二か月目はポジションが1つしか上がらなかったりなど普通にあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。SEOは簡単にxxか月かかるという絶対な決まりはなく、サイト、キーワード、ドメイン、他社サイトなど沢山の要素がSEOのスピードに影響します。